鼻づまりは原因が非常に幅広く、多岐に渡ります。
風邪や花粉症でもないのに鼻が詰まる!
なかなか治らない!という人は、鼻づまりの原因が意外なところにあるかもしれませんよ!?
鼻づまりの原因
原因として考えられるのがこちら。
- 病気としての鼻炎
- 性質としての鼻炎
- 鼻の形の異常
- アデノイド
まず、病気としての鼻炎について。
病気としての鼻炎というのは、風邪などのウイルスや、細菌などが入ってきて鼻に炎症を起こしてしまう鼻炎のことです。
蓄膿症もそうです。
蓄膿症は、細菌感染によって副鼻腔に炎症を起こし、鼻水が止まらなくなるなどの症状が出ます。
これらが病気としての鼻炎です。
ですからちゃんと病気を治せば鼻づまりも改善します。
次に、性質としての鼻炎について。
アレルギー性鼻炎や、血管運動性鼻炎というのがあります。
まずアレルギー性鼻炎から。
代表的なものは、花粉症です。
秋でも、ブタクサやヨモギなどの花粉が飛んでいます。
あと、ダニとかペットの毛や羽など、ハウスダスト、カビとか砂や埃などのアレルゲンが刺激となって起こる鼻炎がアレルギー性鼻炎です。
血管運動性鼻炎とは、寒暖差の刺激で鼻の血管が刺激を受けて、なる鼻炎のことです。
いわば鼻の知覚過敏ですね。
アレルギー性か血管運動性かは、鼻水を検査すればわかります。
アレルギー性の場合は鼻水に好酸球という細胞が増えるので、それがなければ血管運動性による鼻炎ということになります。
血液検査でも分かります。
鼻づまりが治らない原因は鼻の形かもしれない
鼻づまりの原因である、鼻の形の異常について。
鼻の穴は二つありますよね。
その間を隔てている壁のこと鼻中隔と言います。
そこが歪んでしまうことがあるのです。
子供の鼻は低いです。
大人になるにしたがって少しずつ鼻は高くなっていきます。
身長が止まると鼻の周りの骨組みも形や大きさが決まってきます。
ところが鼻中隔を形成する軟骨は、もう少し伸びるんです。
顔の骨の形が決まってからも鼻は成長を続けるということ。
その過程で鼻中隔が歪んでしまうことがあるんです。
これを鼻中隔湾曲症と言います。
これが原因の鼻づまりで症状がひどい人は、手術をするしかありません。
アデノイドについて。
喉の奥には扁桃腺というものがあります。
鼻の奥の部分の咽頭という部分に、アデノイド(咽頭扁桃)というのがあります。
このアデノイドは、子供の頃は大きく、成長に伴って小さくなっていくもの。
ところがアデノイドが大きいままの状態の人がいます。
アデノイド増殖症と言いまして、鼻の奥の鼻づまりというのがあるんです。
大人になるとアデノイドは小さくなり、空気の通り道は十分なのですが、アデノイド増殖症の人は鼻の奥が塞がれた状態になり、呼吸がしにくくなります。
よくいびきをかく人はアデノイド増殖症の疑いがあります。
場合によっては手術で切除する必要も。
鼻づまりの点鼻薬についての注意
鼻炎の対処法について、鼻炎スプレーを使っている人もいますよね。
点鼻スプレーなどは、よく効くがために依存をしてしまって、すぐに頼ってしまいます。
何度も何度も使うようになると、今度は医原性鼻炎になる可能性も!
医薬品がもとで起きる鼻炎が、医療性鼻炎です。
もちろん必要以上に多用した場合に起こるもので、点鼻薬の容量用法を守って使えば心配ありません。
スプレーは最終的な方法にとっておいて、まずは、鼻詰まりの解消法を試してみましょう!
