集中したい時は、脳の血流を増やしましょう!
血流を増やす飲み物があります。
血流が増えるということは、身体を温める効果もあるってことです。
その飲み物はなんだと思いますか?
脳が働き集中力が高められる飲み物
それは葛根湯です。
葛根湯には、いろんなものが入っていますが、その中で重要なのが「葛根」です。
葛根は、葛根湯の主成分で体の血流を良くし、発汗を促し風邪や肩こりなどに効果があると言われています。
それだけではありません。
脳の血流を良くする効果もあります。
特に前頭葉の血流が増えます。
前頭葉は、物を考えたり、判断したりする部分です。
葛根の中にはダイゼインやダイジンという成分が含まれています。
その2つの成分が脳の血管を拡張し、血流量を増加します。
血流が増えるということは、脳がよく働くということ。
なので、集中力もアップ。
勉強がはかどり、頭がよくなるってわけです♪
葛根と葛粉の違い
葛根と葛粉は、違うものです。
作り方を知ると、違いがよく分かります。
まず、葛根から。
植物の葛は、とてつもない成長力を持っています。
葉っぱが大きいです。
その葛のいろんな栄養をたっぷり集めた太い根っこ。
この根っこを乾燥させて作ったのが漢方薬の葛根です。
葛粉は、根から作られています。
葛粉の作り方を見てみましょう。
葛の根を専用の機械で崩していきます。
葛の根は繊維質が多いです。
だから崩すと糸のの集まりのようになります。
そしてそれを水につけます。
水は茶色になります。
その茶色の水の方を使うのです。
水を、こします。
放置すると、容器の底の方に白い粉が沈んでいきます。
これが葛のでんぷん。
葛のデンプンは水に溶けず、重いので沈殿するんです。
その性質を利用しています。
一旦沈殿させたら、うわ水を捨て、きれいな水を入れてかき混ぜます。
そして再び放置し、沈殿させ直します。
そうすると、さっきよりも不純物が取れ、デンプンが白く綺麗になります。
これを5回から6回繰り返すことによって、綺麗な葛粉ができるんです。
これで完成ではありません。
取り出した白いデンプンを、そこからさらに半年から1年乾燥させます。
こうしてて葛粉が完成。
「葛根」と「葛粉」の違いが分かりましたね。
葛根は、葛の根を乾燥させたもの。
葛粉は、葛の根からデンプンを取り出してできたもの。
つまり葛粉は、水に流れ出てしまう栄養素は、取り除かれてしまうってことです。
葛粉について
10kgの葛の根から取れる葛粉は1kg。
1kgの値段はいくらだと思いますか?
なんと、6000円前後!
小麦粉だと200円前後ですから、値段で考えるとおよそ30倍です。
5回や6回ほど水を入れ換え、半年以上かけて乾燥するという手間暇がかかっているので、葛粉が高級なのも納得ですね。
葛粉にも、体を温める効果がありますし、整腸作用もあります。