豚の生姜焼きって、人気のおかずですよね。
焼きすぎて固くなってしまったり、肉が縮んでしまったり。
その悩みは、片栗粉をまぶすことで解消します!
簡単にやわらかい生姜焼きを作る方法
固くなるのは、肉のせいだと思っていませんか?
ちょっと良い肉を買えば柔らかくなるんじゃないか。
もしくは、火加減の調節がポイントなのではないか。
いろいろ考えてしまいますけど、やわらかい生姜焼きを作るのは簡単なのです。
テクニックは必要ありません。
材料も、いつもの肉で大丈夫。
肉を焼く前に、片栗粉をまぶすだけです。
あとはいつも通りのレシピで生姜焼きを作ってみてください。
それだけで出来上がりが違うんです。
ソースの絡みも良くなりますし、肉も大きいまま。
しかも、片栗粉が肉を覆うので肉汁が流れ出ることも防げて、ジューシーな生姜焼きが作れます。
片栗粉をまぶしたか、まぶしてないかで、肉が変わったのかなってくらいに差が生まれるのは、なぜなのでしょうか。
片栗粉をまぶす理由
どんな肉でも65℃以上になると縮んでしまうんです。
しかし、焼く前に片栗粉を肉にまぶすと、肉の温度がゆるやかに上がっていくために、65℃を越えないように焼き上げやすいんです。
つまり、片栗粉がクッションの役目を果たしてくれるということ。
片栗粉のおかげで、熱が直接伝わらないため、肉の中心温度の上昇がゆっくりに。
なので、肉が65℃に達するまでの時間が長くなるのです。
試しに、片栗粉なしで肉を焼いてみます。
65℃を越えるまでの時間は2分でした。
今度は、片栗粉をまぶして、肉を焼いてみます。
2分経ってもまだ肉の温度は65℃に達していません。
この違いが、肉の美味しさにつながります。
ただ片栗粉をまぶすだけで、すごく違いますよ!
生姜焼きに限らず、片栗粉を使えば手頃な肉がおいしく焼けます。
唐揚げには小麦粉か片栗粉か
小麦粉を使った唐揚げと片栗粉を使った唐揚げ。
どっちがサクサクすると思いますか?
正解は、片栗粉。
片栗粉は、ジャガイモからでん粉だけを抽出したもの。
小麦粉は小麦をただひいたものなので、タンパク質や脂質や食物繊維も含みます。
小麦粉の場合は、グルテンというタンパク質が頑丈な網目構造を形成するので、しっかりとした歯ごたえのある固い衣になります。
その点、片栗粉はでん粉が壊れやすい網目構造を形成するので、さくっと軽い食感の衣になるのです。
最近は、軽い食感が人気なので、唐揚げには片栗粉が使われることが多いです。
好みによって、使い分けてみてください\(^o^)/


