日本には、たくさんの祭りがあります。
そもそも、なんで「祭り」が生まれたのでしょうかね?
祭りって、儀式みたいなのもするし、着物を着てるし、歴史が古そうです。
いつから祭りってあったのでしょうか。
祭りの発祥や由来
祭りに多くの人が集まるようになった原点には、ひとつの祭りがありました。
それが葵祭です。
葵祭って聞いたことありますか?
国内外から多くの観光客が集まる京都三大祭りの一つなんです。
葵祭はどのように生まれたのか。
それは、平安時代にまでさかのぼります。
当初は、朝廷の使いや斎王と呼ばれる女性がお参りする、ただの儀式でした。
儀式ですから、着飾っているわけです。
その華麗な行列に、沿道の人達が釘付け!
噂が噂をよんで、遠方から葵祭目当てに人がやってくる様になりました。
「すごい綺麗な集団が、この道通るってよ!」「見に行こうぜ~」みたいな感じでしょうか(笑)
遠くから見に来てくれる人がいるんだから、もうちょっと何かしたいなっていうサービス精神が目覚めたのか、やがて行列がただの儀式からパフォーマンスへと変化。
いつしか祭りのメインストリートには、行列を見るための観客席である桟敷が設けられるまでに。
こうして 葵祭は当初の目的を外れ、見せる祭りへと発展。
これを手本に観客たちが全国に広げたのが、賑やかな日本の祭りです。
葵祭とは
毎年5月15日に行われています。
京都御所を出発し、上賀茂神社がゴール。
500人以上の人たちが衣装を身にまとって歩いていきます。
大行列を見ていると、平安時代にタイムスリップしたのかなって思うほど(笑)
ず~っと昔から現在まで続いている祭りなわけですから、すごいですよね。
歴史の重みを感じる祭りです。
まとめ
八百万神(やおろずのかみ)を祀るため、神様がたくさんいるから、それだけお祭りの数が増えていきました。
これはキリスト教やイスラム教の一神教の国では考えられないことです。
ちょっとした豆知識。
ねぶた祭りの「ねぶた」は何を意味するか知っていますか?
祇園祭で、かつては、悪霊を集めた鉾を水に流して、無病息災を祈っていました。
ねぶた祭りは、眠たい気持ちを流していました。
農作業の邪魔になる夏場の眠気を流すために始まったと言われています。
眠たい = ねぶたい
ねぶたは 眠たいが語源と言われています。
その他の祭りについてはこちらをご覧ください。



